まだ痛い by ら

今日つまづいて派手にころんで、足をどうかしたらしくて、くるぶしが2倍ほどに腫れています。
久し振りにころんだせいか、手もつかずドシャーと倒れてしまい、頭がまっしろになり、しばらくうまいこと呼吸できませんでした。ちゃんと歩けなかったし。
定期的にころんでおけば、こんなことには。
とは思いません。思うわけがない。
 
皮膚の痛点の分布や量は人によって異なる。よって同じ衝撃を与えても感じ方は異なる。よって痛みは人に伝達できない。
さらに、他人と同じ衝撃を(それと知って)受ける機会は少ない。たとえばわたしと同じ強度でころび、同じようにくるぶしが腫れた経験をした人は多少居るかもしれないが、居た所でそれが「同じ衝撃」かどうかは極めて判断しにくい。だから、わたしがどれだけ痛いか想像するのが難しい。
同じ経験がなくても、「足首から先がちょん切れるよりは痛くないし、靴擦れよりは痛い」というような比較から想像はできるのかもしれない。でも足首がちょんぎれる痛さも靴擦れの痛さも人によって違うんだから、そこから推測された痛みはもう別物と言っていい。
 
というわけで、わたしがどれだけ痛いかは誰にもわからない。
痛みを伝えることは感情を伝えるのと同じくらい難しい。
感情なんかよりもずっと大事なのに。死活問題なのに。
 
あーでも、あのねえ、ボクのこの恋も死活問題なんだけど!(痛い)