地球大進化 - 第2話 (哲祥)

昨日に引き続き「地球大進化」の第2話(再放送)です。山崎努を気にしてるようじゃ理系失格。
さて。微生物の生体活動に伴う、温室効果ガス(CH4)の消滅による6億年前の全球凍結。
「単に凍っただけ」という自分の過去の認識は誤り。凍って地球全体の生物の活動を低下させ、1000mもの厚さの氷河で海をふさぐことで、火山から放出されるCO2をストックできた。つまり、この出来事がなければ地球上の酸素濃度は超低濃度のままだった。
そして、マクロ的細胞接着分子の主役であるコラーゲンは酸素濃度が高くなければ合成できないので、全球凍結がなければ現在の多細胞生物は誕生しなかった。(せいぜい細胞群体どまり)
いつも解剖してるときや組織切片を見るときに「邪魔だな」とか思う線維やfibroblastだが、その線維芽能が実は多細胞生物の多細胞生物たる所以だと気付く。深い。