カミングアウト−年間取引報告書が来た。(哲祥)

 
知っている方も多いかとは思いますが私は株をやっています(カミングアウト)。んで、株をやっている人間には年明けに昨年1年間の取引と通算損益額を記した年間取引報告書が送られてきます。
 
まあ、儲かったことは儲かったんですよ。
月平均+10%〜+20%のリターンで、年+300%の利回りにはなった。
50万円の元手から初めて今100万円になっていて、通算利益は150万円。(種銭が少ないので利回りを生活費が相殺してしまう)
 
……150万円って、大きい額だと思いますか?
 
なるほど家でPCの前で座って叩き出した金としては、学生の身分としては、非常に割がいい。
でもね。将来の年収の10分の1くらいでしかない。年間の学費の3分の1でしかない。
そして、将来の時間の10倍以上の価値が今の若い自分の時間には存在している気がする。
兵庫の記事を見てとてつもない喪失感に襲われた。自分は去年1年間何をしていたのかと。夏にDIDやったりした他は、ほとんどPCの前に座っていたんじゃないかと。誰かに何かを与え、誰かから何かをもらう。そういう人との対話や行動における醍醐味みたいなものを放棄した生活を送っていたんじゃないかと。
そしてその状況で居場所があまりないだの鬱だのと言っている救いようのない自分。
 
「割のよさ」を追求するのは別にもっと後だっていい。種銭が1億くらいになってから年間数億稼いで楽な生活でも送ればいい。
それより先にしなければならないことがある。
お金なんかどうでもよいはずだった人間が、知らず知らず株式市場という魔物に首を掴まれていたことをひどく痛感した。
 
トレードは週1くらいにするか(それでも+180%のリターンは稼げているんだが)、もしくは気の向いたときに全額出金して株から足を洗うかもしれません。安定したバイトが見つかればですけどね。
 
今、しゃべり場に出ていた時代の友達や親と新しく会社を作りかけています。
ザラバの映ったPCを閉じて、街へ出よう。