最近よく思うこと(哲祥)

誰かがどうも納得できないことを主張したり、そういう行動をしたりしている場合、だいたいはその人には見えていて自分には見えていない情報や、ビジョンや、イメージや、価値観が存在する。そしてそれを知れば納得することもある。
イベントの仕事をしていると、あからさまにおかしい行動計画や、物の設置計画や、運営マニュアルに直面することがあって、そのさなかで思ったこと。
そういう時は、いくらおかしくても「おかしい」と否定することは何も生まない。
その人にはその人なりのロードマップが見えていてそれを実現するためにその発言をしているのだから、表面に出てきたおかしい点だけを反論しても、感情的なしこりは残るし、両者とも納得しないし、最悪、両者の案よりもさらに品質の悪化する妥協案に落ち着いてしまうことすらある。
まずその人がどんな未来を思い描いていて、どういう人がどういう風に楽しんで、どういうように運営が回っていくのか、そのストーリーを話してもらうのが一番大切。そうすれば目的は肯定できるが手段を否定する必要があるのか、あるいは目的自体が誤っているのかの弁別も可能になる。
 
ということを実感した。
  
あてつけではありません。念のため。昨日バーでもぐちったこと。