ひさしぶりの読書(蘭)

小説がこんなに面白いなんて、と思うぐらいに小説から遠ざかっていた。教科書がこんなにつまらないなんて、と読み替えていただいてもいいが、教科書に接近していたと読み替えてもらうと、それは誤解。
例の100円カフカを読んでいる。早くもカバー崩壊・鉛筆の書き込みという100円ぶりを見せつけている。
無実の主人公K(afka、なのかどうかは知らない)が逮捕されて裁判にかけられる、という話で、あまりの不透明・理不尽に混乱・憔悴するという感じ。しかも行く先々がことごとく空気悪くていっつも調子悪くなる*1。なんか読んでてジリジリするしお腹いたくなった。
今読んでるのは、弁護士のダメっぷりにイライラして自分で全部やるぜ!て決心したけど、自分も結構浮ついちゃってて判断力ダメになってる、ていうようなところで、今後の転落に期待大です。
 
まだ読み終わってないので内容についてはその程度にするわけで、ここから先は新潮文庫へのクレームです。
裏表紙にある、レビューっぽいものは、本を選ぶ参考にうってつけなのだけど、

平凡な銀行員ヨーゼフ・Kは何も悪いことをしないのに、ある朝突然逮捕される。その理由を突き止めようと懸命に努力するが、不明のまま”犬のように”殺されてしまう。(以下略)

 
オチは言わないでください。

*1:裁判所などは文字通り「空気が悪い」場所、ということか